「天満宮御祭禮」は、「浜下り祭」の形式をとる祭礼です。鎌倉時代に、海の中に何かキラキラ光るものがあり、それを天満宮にお祀りし地元の崇敬を集めたとの言い伝えがありました。
神様は年に一度、神社からお出ましになり、海へお帰りになる。その後、町内を一巡し神社へお戻りになる、それを町内こぞってご案内し、また神社にお迎えするというのがこの祭礼のストーリーです。
京都祇園祭・浅草三社祭など同様のストーリーの祭礼が各地にありますが、神様がお出かけになるのが「神幸祭」、お帰りになるのが「還幸祭」です。
「天満宮御祭禮」では、天満宮をお出ましになった神様は、「御仮殿」にてお泊りになり、明朝6時、和田町の海岸で、海に入る、これが「お浜入り」です。
那珂湊のお浜入りは、数百人の若衆に担がれた神輿
が、海中に入り、大勢の観衆が見守る中、漁師町・
港町である那珂湊らしい手荒い歓待を受けます。
これが那珂湊天満宮御祭禮の見どころのひとつです。
那珂湊のお浜入りは、数百人の若衆に担がれた神輿が、海中に入り、大勢の観衆が見守る中、漁師町・港町である那珂湊らしい手荒い歓待を受けます。これが那珂湊天満宮御祭禮の見どころのひとつです。
「供奉行列」は、御神輿に乗った神様を、各町内がお供をし、町内を巡行します。
延べ千数百人に及ぶ、厳かな供奉行列も見どころのひとつです。
まつりの風流物として、豪華絢爛な各町内の屋台も、多くの人を惹きつける魅力の一つです。
令和7年は、各町計12台の屋台が出場予定です。
大正時代の半ばから、現在の形の屋台が主流になり、笛・鐘・太鼓に加え三味線の入ったお囃子が八朔祭りの特徴。祭り囃子として三味線が加わったことが特徴といわれています。
お囃子の種類は、メインは「おっしゃい」、「四丁目」・「鎌倉」・「とっぴき」等約10曲、局面・状況によってアップテンポからスローテンポまで使い分けます。これも見どころのひとつです。